広島 金銭補償を選択の理由 鈴木本部長「いい外国人を取る枠に」 FAでオリックス移籍の九里巡る補償
広島は16日、海外FA権を行使してオリックスに移籍した九里亜蓮投手(33)の補償について、金銭補償を選択したと発表した。九里の昨季年俸1億4000万円はBランクとみられ、補償は60%の8400万円を受け取る(金額は推定)。
オリックスからはプロテクトされた28選手を除く獲得可能リストが8日に届いていた。鈴木清明球団本部長はこの日、マツダスタジアムで取材対応。11日に新井監督と話し合ったと明かし「それなりの選手はいるんだけど、今のウチの若い選手を使うと枠の問題で。フロントの方針として最終的に監督ともリストアップした選手を見たが『フロントの方針に任せます』と。いい外国人を取る枠にしようかなと思う」と経緯を説明した。
チームの外国人選手は新外国人のモンテロ、ファビアン、ドミンゲスと今季2年目を迎えるハーンの4人。“5人目の助っ人”獲得を目指す方針で、自軍の育成選手と支配下選手契約を結ぶ可能性も視野に入れる。
同本部長は「今までリストアップした選手でメジャーの契約があった選手もいるし、まだしていない選手もいる。野手よりもピッチャーが頭にある。(今の)外国人の出来次第では野手への方向転換もある。5人目の外国人の方にいって、より戦力になるものを探そうかなという方針です」と語った。