習志野ブラバン「美爆音」の秘密を“専門家”に聞いてみた
24日の第1試合。初回、習志野の猛攻がありましたが、あのアルプススタンドの応援が後押しをしたのかなと感じましたね。日本一と言われるブラスバンドは「美爆音」とも称されてますが、習志野打線は後押しを受け、逆に日章学園には圧力やプレッシャーをかけてエラーを誘ったりしたのかなと。
相手からすれば脅威に感じる応援だと思いますが、僕の中でこの美爆音の正体は、太鼓にあるんじゃないかなと。音の大きさとかが、他のチームの応援では聞いたことがないぐらいの音なので。そう思ってアルプスに行ってみようと歩いてたら偶然、ブラスバンド研究家の梅津有希子さんとお会いしたんです。
梅津さんとは、ラジオで何度かご一緒させてもらっていて、今日のように甲子園に来て、各校のブラスバンドを聞いてその感想とかをツイッターでツイートされている方なんです。それで「習志野の太鼓はすごいですね」と聞いたら、習志野は太鼓の片方の皮を外しているそうで、それで音がさらに大きくなるということらしくて。梅津さんに「よく分かりましたね」と言われましたが、僕が気付いたのは音の大きさだけで皮の秘密は知らなかったわけですが(笑)。
それから、日章学園のアルプスにも行ったんです。習志野とは人数は違いましたがこちらの応援も本当にまとまってました。上の席の方には、応援部が団旗を持ったまま、声を出してたんですよ。習志野の応援がすごすぎて伝わらなかったかもしれませんが、日章学園の応援も本当に素晴らしかったです。
応援というものは見えない力を与えられるものなのかなと思った試合です。習志野はこの勝利で、次の2回戦で星稜との対戦。美爆音が、奥川選手の完ぺきなピッチングを乱せるのかどうかが注目ですね。
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かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、41歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。