メッセ“アニキにウイニングボール”
「阪神3-0DeNA」(9日、甲子園)
阪神・メッセンジャーが金本に白星をささげた。能見の後を受け二回から登板し、8回を2安打無失点で10勝目。圧巻の投球で自身2年連続となる2桁勝利を達成した。
勝利への強い思いをバットに込めた。二回1死一、三塁で打席に立つと、三浦が投じた初球の高め直球を強振。打球は左翼手の頭上を越え、走者一掃の決勝2点二塁打となった。自らを援護する一打を放ち、「2点タイムリー。あれが一番良かったね。2点をリードして楽に投げられたよ」と声を弾ませた。
「チームにとって苦しいシーズンだったが、その中で戦い続けた。最後に自分たちの野球の成果を見せられた」と笑顔。ウイニングボールを金本に譲り、マウンド上で力強く抱き合った。助っ投がアニキの最後を華々しく彩った。