岡田監督しんみり、オフ食事に行こう

 しんみりした口調で切り出した。「いつかは来るもんやけど、本人が決断することやからなあ…。チーム事情もあるやろうしな」。オリックス・岡田監督は12日、西武ドーム到着後、ロッカーへつながる長い階段をゆっくりと下りながら金本の引退を惜しんだ。

 金本が阪神に移籍してきた03年は1軍内野守備走塁コーチだった。阪神監督に就任した04年からは、指揮官と主砲として5年間を過ごした。

 「チームを変えたりできる、それぐらいの影響力がある選手だったよ。若いやつが『痛い、痛い』と言わんようになったな」とチームの大黒柱として全幅の信頼を寄せてきた。

 04年は4番に起用し、05年のリーグ優勝の基盤をつくった。06年の世界記録の904試合連続フルイニング出場、08年の通算2000本安打達成、通算400本塁打達成も監督として見守った。思い出は数え切れない。

 12日の午前9時過ぎには電話を受けて約10分間、話したという。「オフにゆっくり、メシでも行かんとな」。自身の古巣でもある阪神に偉大な功績を残した大打者をねぎらった。

編集者のオススメ記事

スコア速報

主要ニュース

ランキング(野球)

話題の写真ランキング

写真

デイリーおすすめアイテム

リアルタイムランキング

注目トピックス