「選抜高校野球・準決勝、履正社６－４報徳学園」（３０日、甲子園球場）　履正社が３年ぶり２度目の決勝進出を果たした。今秋ドラフト１位候補の安田尚憲内野手（３年）は高校通算５０号となる甲子園初アーチを放ち、勝利に貢献。ロッテ・林球団本部長は、チームが滞在する博多から日帰りで視察。「高校生離れした大きな体に、構えもどっしりしていて、大物の予感がする。清宮君に匹敵する」とうなずいた。ブレーブス・大屋スカウトは「球足が長く伸びる。高校生では２０年見てきて初めて。筒香（ＤｅＮＡ）みたいになれる」と絶賛した。

　「春季高校野球埼玉大会・準決勝、花咲徳栄１０－２春日部共栄」（５日、大宮公園野球場）　花咲徳栄がコールド勝ちで決勝に進み、関東大会（２０日開幕・茨城）出場を決めた。今秋ドラフト候補の西川愛也内野手（３年）が、５球団のスカウト陣の前で勝ち越し打を含む２安打を放った。巧みなバットコントールに日本ハム・今成スカウトは「どんな投手でも自分のタイミング、スイングで打てる。かなりのレベル」と評価した。

　「春季高校野球神奈川大会・準決勝、横浜１０－０星槎」（３０日、サーティーフォー保土ケ谷）　横浜が大勝で決勝に進出し、関東大会出場（５月２０日開幕・茨城）を決めた。今秋ドラフト候補・増田珠外野手（３年）が先制打を含む２安打１打点。日本ハム・山田スカウト顧問は「走攻守３拍子そろっている」と評価した。