2019年プロ野球1軍初出場を果たしたドラフト1位ルーキーズ
9月30日・甲子園での阪神戦で中日・根尾が初出場を果たした。これで今年のドラフト1位ルーキーが全員1軍出場したことになる。12人のドラ1ルーキーズの初出場を振り返る。
公開日:2019.9.30
【阪神・近本(大阪ガス)】3・29開幕戦で球団63年ぶり初タイムリー
阪神のドラフト1位・近本光司外野手(大阪ガス)が六回、プロ初安打&初タイムリーを放ち、同点に追い付いた。
ドラ1近本 プロ初安打が同点三塁打 球団新人の打点&適時打は63年ぶり
この回、2死から同3位の木浪(ホンダ)が、ヤクルト遊撃・広岡の失策で出塁。続いて打席に立った近本は初球、高めに浮いた128キロのチェンジアップを狙った。フルスイングした打球は右中間を真っ二つ。一走・木浪は悠々と同点のホームを踏むと、近本も楽々と三塁を陥れた。
新人選手の開幕戦安打は、2016年の高山以来。打点および適時打は1956年の大津淳以来、実に63年ぶりの快挙となった。
ドラ1近本 プロ初安打が同点三塁打 球団新人の打点&適時打は63年ぶり
「打ったのはチェンジアップ。2死から(木浪)聖也が出塁してくれて、ランディもずっと粘りの投球を続けてくれていたので、何としても1点取りたいと思っていました。結果、最高のタイムリーになってくれて良かったです」。
【ソフトバンク・甲斐野(東洋大)】3・29開幕戦いきなり初登板初勝利
ソフトバンク・ドラフト1位の甲斐野央投手が開幕戦プロ初登板で初勝利を飾った。
ソフトバンク・甲斐野 山川の姿に「うわっ」も3球三振 開幕戦でプロ初勝利
同点の延長十回から6番手で登板。いきなり前の打席で満塁弾を放っていた西武主砲の山川との対戦に「うわっと思った」と素直な感想を口にしたが、全てフォークで3球三振。さらに森と外崎も三振に仕留める完璧なピッチングを見せた。十一回もマウンドに上がり1安打を浴びるも2三振を奪い、2回5奪三振無失点の満点デビューを飾った。その裏にデスパイネがサヨナラ打を放ち白星も転がり込んできた。
ソフトバンクのドラフト1位の甲斐野央投手(東洋大)が2/3回を無失点。これで初登板から11戦連続無失点で、ドラフト制後の新人投手のプロ野球新記録を樹立した。
ソフトバンク・甲斐野がプロ新記録!初登板から11試合連続無失点