【5月6日・早大-東大】早大・今西、荒削りな大型左腕 身長2メートルは大きな武器
「東京六大学野球、早大5-3東大」(6日、神宮球場)
元阪神スカウトの菊地敏幸氏は早大・今西拓弥投手(2年・広陵)の素質の高さを評価した。5日の東大1回戦で救援しリーグ戦初勝利。この日も2番手として連投ながら2回無失点に抑えた。
同氏は身長2メートルの大型左腕を「長身からの角度のあるボールには非常に魅力を感じます」と成長次第で大化けすると見ている。「なかなか器用に自分の体をコントロールできていない」と荒削りな部分も認めるが、大きな可能性を感じさせる投手であることには違いない。
「下半身を鍛えて、しっかりとしたウエートをやりながら自分のピッチングに磨きをかけてもらいたい」と走り込みなど練習を積み重ねて成長することを期待した。
◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。今年から「AbemaTV」で東京六大学野球リーグの解説を担当。