法大・向山基生外野手 キャプテンシーに注目
元阪神スカウトの菊地敏幸氏は、法大・向山基生(もとき)外野手(4年・法政二)のキャプテンシーに注目した。今春はチームが5位と低迷する中、ベストナインを獲得。今夏には侍ジャパンとして海外遠征も経験した。
同氏は「リーダーとしてチームを変えてきたんだと思っています。そういうプレーが随所に見られます」と評価した。開幕週の早大とのカードでは3番として3試合でいずれも快音を響かせ、計5安打。続く明大3回戦では九回に決勝打を放ち、第2週を終えて首位に立つチームの原動力となっている。
もちろん技術面の成長も見逃せない。「細身の体なんですけども、体にも芯ができてきた。長打力に非常に磨きがかかってきている」と同氏。今秋ドラフト候補の主将が12年秋以来となる12季ぶりのリーグ制覇とともに、プロ入りへと突き進んでいく。
◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。