明大・逢澤峻介外野手、プロではリードオフマンに
元阪神スカウトの菊地敏幸氏は、明大・逢沢崚介外野手(4年・関西)の打撃技術に注目した。今季はチームが苦しい戦いを強いられる中、9月23日の慶大1回戦から5試合連続安打。中心選手として引っ張っている。
「非常に落ち着いた雰囲気があって、どのボールにも逆らわずに左右に打ち分ける」と同氏は、逢沢のバットコントロールをたたえた。左打者ながら「逆に左投手を苦にしない、そんなバッティング」と左腕への苦手意識も感じさせず。穴の少ない巧打者タイプとして評価を受ける。
「積極的な走塁、非常に見るべきものが一段と広がった」と同氏がうなるように、打撃ではなく足も大きな武器としている。チームでは中軸を任されることが多いが、プロではリードオフマンとしての活躍が見込まれる好素材だ。
◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。