藤浪16日先発へ右手親指OK
10日の日米野球壮行試合で右手親指に打球を受けた阪神・藤浪晋太郎投手(20)が14日、東京ドームのブルペンで投球練習を再開。16日・日米野球第4戦(東京ドーム)の先発に向け、43球投じた。投球について、「今日は良くなかったです」と振り返ったが、患部の腫れは引いており、「親指の影響?それはないです」と問題なしを強調した。
MLBオールスターを完璧に封じたエースの投球が手本になる。12日第1戦(京セラ)に先発した前田は5回を投げ2安打無失点。メジャー使用球で変化が大きいツーシームを効果的に使った。中でも右打者の内角低めに鋭く曲がり、メジャーリーガーのバットを空を斬らせた。
ツーシームは藤浪の持ち球の1つ。今季は昨季より投じる割合を増やし、確かな手応えをつかんだ。ブルペンで試した藤浪も「ちょっと大きく曲がると思います。動く系の変化球は投げていきたい」と前向き。実際に試合で操ることができれば武器になりそうだ。