16日先発の藤浪、奪三振ショー誓った
阪神・藤浪晋太郎投手(20)が15日、先発予定の日米野球第4戦(16日)に向け、東京ドームで汗を流した。今大会は80球の球数制限が設けられているが、シーズン同様の投球で三振を狙う考えだ。
「今さら、スタイルを変えるような器用なことはできない。三振が一番、確実にアウトを取れる方法なので。追い込んだら、狙いにいきたいと思います」
今季の172奪三振、奪三振率9・50はいずれもセ・リーグの日本人投手トップ。最速157キロの直球を軸に決め球カットボール、フォークを交えて空を斬らせる。「基本ストレート。それに変化球がついてくるだけ」とメジャー相手に真っ向勝負を挑むつもりだ。
10日の壮行試合で、右手親指に打球を受けたが、大事には至らず状態も上がってきた。「(ブルペンで)投球もしているし、しっかり投げられると思う。経験が大きいと思うので、1つ、1つのプレーをかみしめてやりたいです」。藤浪が奪三振ショーで世界に名をとどろかせる。