21Uベストナインに映画出演の曹佑寧
野球の21Uワールドカップは16日に終了。初代王者には開催国の台湾が輝いた。
大会のMVPに選ばれた郭俊麟投手は、すでに西武入りが決まっている。阪神も春には中村勝広GM自ら台湾を視察に訪れたが、獲得したのは台湾に在籍したこともある渡辺久信SDのいる西武だった。
ベストナインには日本から上沢直之投手、北條史也内野手、牧原大成内野手、鈴木誠也外野手の4人が選出された。ほかに救援投手部門で選ばれた林イー豪は昨年まで巨人に在籍。188センチの長身から将来を期待されながら戦力外となった。決勝の日本戦では最後の打者・鈴木を見逃し三振に打ち取った。ある意味、リベンジを果たしたことになるのだろうか。
変わり種では、外野手部門で選出された台湾の曹佑寧だ。台湾で今年大ヒットした映画「KANO」-戦前に台湾の高校が甲子園出場した出来事を取り上げたこの作品に投手役で出演している。決勝戦後のインタビューでもひときわ大きな、黄色い声援が送られていた。
「KANO」は来年1月24日から日本で公開予定。永瀬正敏が監督役で出演している。映画ヒットとなれば、再び脚光を浴びるかも知れない。永瀬は自身のフェイスブックで「Akira~~~~!!!おめでとう!!!素晴らしい!本当に凄い活躍!俺も物凄く嬉しい!アッパレ台湾!心から優勝おめでとう!!!日本もよく頑張った!準優勝おめでとう!!!」と役名で曹佑寧を祝福した。
ベストナインは次のとおり。
◆先発投手
上沢直之(日本ハム)
◆救援投手
林イー豪(台湾・義大)
◆捕手
林志賢(台湾・台電)
◆一塁手
楊岱均(台湾・国体)
◆二塁手
北條史也(阪神)
◆三塁手
李宗賢(台湾・国体)
◆遊撃手
牧原大成(ソフトバンク)
◆外野手
リゾ(ニカラグア)
曹佑寧(台湾・輔大)
鈴木誠也(広島)
◆指名打者
金到賢(韓国・サムスン)