大谷あるぞ侍守護神!権藤コーチ大絶賛
「日本ハム春季キャンプ」(19日、名護)
日本ハム・大谷翔平投手(21)が19日、沖縄・名護キャンプで初のブルペン入り。視察に訪れた侍ジャパンの権藤博投手コーチ(77)は大絶賛し、来年のWBCで抑え構想があることを明かした。
直球にスライダー、カーブを交えて49球を投げ込んだ大谷。乾燥したアリゾナから湿度の高い日本に移動して初の投球練習だったが、快速球で捕球音を響かせた。「特に(感触が)変わる感じはなかった。不安もなく投げられました」と振り返った。
大谷の投球にクギ付けになったのが権藤コーチ。「持ってるものが違うね。潜在能力が佐々木だね」と、自身が横浜(現DeNA)を率いた98年に日本一に導いた大魔神・佐々木主浩氏に姿を重ねた。その上で「本職じゃないけど、大谷もいざとなったら考えている。1イニングだったらいける」と守護神の適性があると判断した。
「これからは試合に勝つための準備をしていきたい」と大谷は気を引き締めた。次回登板は24日の練習試合、韓国・KIA戦が有力で、開幕へ向けてギアを上げていく。