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浜中2発5打点で3連勝

阪神12−5ヤクルト

4月5日・大阪ドーム
 
 浜ちゃんは幸せ者だと思う。今岡、金本、桧山にアリアス…。頼り甲斐のある打者が前後にいるからこそ、フルスイングができる。阪神の4番・浜中おさむ外野手(24)が、2発5打点の大爆発。今季初の大入り4万8千人の前で見事にうねった。主砲が打って3連勝。大阪ドームが燃えた―。
ヤクルト
阪 神
×
12
勝:ムーア2勝 S:−
本塁打:浜中2、3号、片岡1号
ナインの祝福に無邪気な笑顔で応えた浜中

 4番を打つことにどこか自信が持てなかった。落ち込み、自問自答を繰り返した日々。でも、そんな毎日にやっと別れを告げられる。

 「4番のプレッシャーもありましたし、いろんな声も入ってきましたけど、これでスッキリしました」

 背負ってきた“重荷”を下ろし、浜中の目が輝きを増した。

投げれば快投、打っても2安打さらに炎のヘッドスライディングも魅せたムーア

 昨年の8月1日(対横浜・甲子園)以来、プロ2度目となる1試合2本塁打。1発目は、初回の二死無走者の場面で生まれた。136キロの直球を振り抜くと「今年一番の当たり」が左中間へ突き刺さった。

 三回に左線適時二塁打を放ち、そして四回二死一、二塁の第3打席。「打てる球を打とうと思った」。128キロフォークを強振すると、白球は今度は右中間スタンドに吸い込まれた。今季初の猛打賞。そして5打点だ。

 「自分はホームランバッターとは思っていない。ヒットの延長線がホームランです」。豪快な2発にも口元は緩めない。何よりうれしかったのは、金本と交わした“約束”を果たせたこと。開幕前にかけられた言葉が胸に刻まれている。

 「俺は走者を進めるバッティングをするから、お前が4番として走者をかえしてくれ」―。

八回に復活の2ランを放った片岡は「よっしゃー」と絶叫

 三回は一ゴロで、二塁走者を三塁に進め、四回には安打でチャンスをつないでくれた。広島時代は4番を打ち、“トリプル3”を達成した金本が、自分のために犠牲になってくれている。「やる気が出たし、金本さんの打席を無駄にしたくなかった」。気持ちが伝わった。だから打てた。

 星野監督が言った。「金本がきっちり、ああいうバッティングをするから、浜中が楽に立てるんや。それが打線や」。2人の信頼関係を、指揮官も見抜いている。

 まだ練習でしか使用していない新しいグラブの内側には、長男・一真(かずま)ちゃん(1つ)の名前を刺しゅうした。一家の大黒柱としての責任感。そしてタテジマの主軸を担う重圧感。時に逃げ出したくなるような期待が、自分を成長させてくれた。「これからもどんどん打っていきたい」。笑顔で球場を後にした浜中の背中が、大きく見えた。(道辻 歩)

 


 激闘ダイジェスト
 1回裏  いきなり今岡が左翼線2塁打。赤星犠打から金本の犠飛で先制。続く浜中が中越えに叩き込む
 3回表  土橋が左越え2塁打。二死となるも宮本に右前適時打を浴びる
 3回裏  先頭の赤星が中前打から2盗し、浜中の左翼線2塁打で生還。3−1に
 4回裏  矢野が右翼線2塁打、一死後にムーアは右前打。今岡の左翼適時打で4点目。さらに金本の右前適時打の直後、浜中が右中間に3ラン。一挙5点
 7回裏  金本の中前打、浜中の四球でチャンス。アリアスの左翼線2点適時2塁打で2ケタ得点に
 8回表  死球、四球、宮出の左前打で満塁。宮本が右中間2点適時2塁打。べッツに四球で再び満塁とされ、ラミレスの遊ゴロ、古田の打席での暴投で5点目を奪われる
 8回裏  代打・八木が左翼線2塁打。続く片岡が右中間にトドメの1発。12−5とした

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