浩二監督、沢村に指令“内角エグれ!”

 「侍ジャパンマッチ第2戦、キューバ-日本」(18日、札幌ド)

 日本代表「侍ジャパン」が17日、侍ジャパンマッチ2012「日本代表VSキューバ代表」の第2戦が行われる札幌に移動。札幌市内の日本ハム室内練習場で練習を行った。山本浩二監督(66)は、第2戦に先発する巨人・沢村拓一投手(24)の“インスラ”でキューバ打線を内角攻めにし、2連勝で来年3月のWBC本戦へ弾みをつける構えだ。

 初戦の完封勝利から一夜が明けた。山本監督は「別に心境の変化はないよ」と淡々とした口調。ただ、その中にも「試すこととかはない。やはり勝負ですから」と、WBC本戦では1次リーグ同組で、最大のライバル・キューバ相手に、2連勝で主導権を握る考えだ。

 先発の沢村が大役を担う。16日の第1戦では、左投手に内角攻め指令を出し、キューバ打線をほんろう。見事に7投手での完封リレーを完成させた。右投手でパワーピッチャーの沢村はタイプこそ違うが、指揮官には1つ、鍵となる球種が頭にある。

 CS、日本シリーズを見た山本監督は、沢村の印象を「またピッチングの印象が変わった。インスラを使ってね」と話す。右打者の体付近から、内角のストライクゾーンに入るスライダー、いわゆる“インスラ”だ。

 第1戦に続き、この沢村のスライダーでキューバ打線へ内角攻めを、徹底的にすり込む。先発マスクをかぶる嶋も「僕もそれを使いたいと思っている」と呼応した。

 巨人では伝説の投手・沢村栄治の永久欠番となっている背番号「14」を、侍ジャパンで背負う沢村。強力打線相手にも「僕はアピールしないといけない立場。しっかり0点に抑えたい。頑張ります!」と気合十分だ。「各選手の代表入りしたいという気持ちが、伝わっている。いい雰囲気じゃないか」と山本監督。眼下の敵を完全に封じ、3連覇への勢いとする。

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