楽天・稼頭央、侍戦士に経験値伝える
WBC日本代表候補に選ばれた楽天・松井稼頭央内野手(37)が6日、経験値を侍戦士たちへ伝承させることを宣言した。代表では唯一のメジャー経験者となるだけに「サポート的なことも大事。稲葉さんも、井端もいるので頑張りたい」と、試合内外でチームを盛り上げていく考えを示した。
4日の代表候補発表から、この日が最初の公の場となった松井。「本当にびっくりした。この年齢でWBCというチャンスをいただけた」と喜びを語ると「28人に入れるように頑張りたい」と最終メンバーの生き残りに闘志を燃やした。
メジャー組の相次ぐ辞退により、元メジャー戦士として、屈指の経験値を持つ。決勝の舞台はサンフランシスコ。「寒いと思うよ。でも、あそこは街もいい。スーパーもあるしね」と、3連覇の舞台を思い描いた。
この日は楽天が今月から取り組む「東北ろっけん活動」の一環として、宮城県庁を訪問後、Kスタ宮城で子供たちに「野球塾」を開催。「1試合でも勝つことが恩返し」と、チームの主将として、来季へ抱負を語った松井。代表チームでも、その思いを変えずに戦っていく。