浅尾が侍の守護神!浩二監督が正式任命
「中日春季キャンプ」(4日、北谷)
WBC日本代表の山本浩二監督(66)が4日、中日の北谷キャンプを視察し、中日・浅尾拓也投手(28)を正式に守護神に任命した。フリー打撃に登板した右腕について「打者を相手にいいピッチングをしていた。(抑えの)第一候補ですよ」と明言した。
この日、浅尾はフリー打撃で中田、松井佑に対し、直球のみ46球を投げ、打者との感覚を確かめた。松井佑には左越えの一発も浴び、浅尾は「結構打たれましたね」と苦笑いを浮かべたが、山本監督は「今の段階では十分」と合格点を与えた。
5日もブルペン入りを予定しており、第2クールからは変化球も投げていくという。右腕は「ケージ裏にいた山本監督を意識しないようにしました。気を取られたら、調整が狂うので。今100%でも意味はないですから」と話し、山本監督も「今、ピークを迎えてもらっても困る」と、今後も焦らず調子を上げていくことを求めた。
日本代表合宿は宮崎で15日からスタートする。指揮官は17日の広島との練習試合でも、浅尾を抑え起用する方針。「(世界の舞台でも)十分に通用するピッチャー」と、絶大な信頼感を示した。