浩二監督、左肘故障の中日・大島が心配
WBC日本代表・山本浩二監督(66)が8日、都内で取材に応じた。左肘を痛めた中日・大島について話題が及ぶと、明るい表情が一瞬にして曇った。
「焦って余計悪くしてもいかんわけやから…」としながらも、離脱となれば構想にも狂いが生じる。「まだそう(離脱)じゃない。そういう事態になればそう(代替要員を補充)なるけど」と語った。
しかし、焦りは禁物だ。「沖縄の暖かさと宮崎とはまた違う。自分のやり方でやってもらわないと。本線は15日から(合宿を)やって、その先なんやから。みんな悲観的にならんようにせなイカンな。選手は当然、自分の状態というのは分かっとるんやからな」と、チームと自らに言い聞かせるように話した。
幸い、下半身に異常を訴えた巨人・坂本とオリックス・糸井は軽症だった様子だ。「坂本?大丈夫なんやろ。報告は受けた。糸井も(状態は)いいみたい」と胸をなで下ろしたが、「大島がどうか、やなあ…」と気がかりは残る。
9日からは宮崎で巨人キャンプを視察。15日からの代表合宿までに、不安材料は早く消し去りたい。