浩二監督、内川の流し打ちを絶賛
「ソフトバンク春季キャンプ」(10日、宮崎)
WBC日本代表の山本浩二監督(66)が10日、ソフトバンクの宮崎キャンプを視察。シート打撃で内川聖一外野手(30)を絶賛した。
シート打撃で、右腕岩崎のボールを逆らわずに右中間へ運んで見せた内川に「逆方向に強い打球が打てる。本番ではどうしても外のボールが多くなるから右に打てるのは強みやね」と山本監督。昨季まで5年連続3割をマークした背景には、卓越した流し打ちの技術がある。外にストライクゾーンが広い国際舞台では、大きな武器になる。
外に広い“WBCゾーン”は内川自身も理解している。同代表の立浪打撃コーチから「本塁打は期待していないからな」と声をかけられた内川は「まずは自分ができることをしっかりやる」と表情を引き締めた。
居残り特打まで熱視線を送った指揮官は、「良い打撃をしとった。でも内川ならあれぐらい当たり前」と球界屈指のヒットメーカーに全幅の信頼を置いた。また、同代表候補の松田にも「前に前にというハッスルボーイ。頼もしい」とムードメーカーとして期待。各候補の調整に満足そうだった。