メンバー選考の鍵は体調&WBC球適応
WBCで3連覇を狙う日本代表候補選手らが14日、宮崎市内のホテルに集合した。15日から始まる宮崎合宿で山本浩二監督(66)率いる「侍ジャパン」が本格的に始動する。山本監督は全体ミーティングのあいさつで声を張り上げ「ともにアメリカに」と選手に呼び掛けた。米大リーガー不在の中、代表候補33選手によって21日まで合宿が行われ、強化試合を経て28人の代表選手を決定する。
宮崎合宿では日本代表候補の33選手から、最終登録の28選手に絞り込まれる。外れる5選手の内訳は投手2、野手3の方針。山本監督は「外れる選手も侍ジャパンの一員」と話しているが、今合宿がし烈なサバイバルの場となる。
選考のポイントはコンディションが重視され、投手では滑るWBC球への適応も鍵を握る。キャンプで肩や肘に不安を訴えた中日の浅尾と大島、右手中指のつめを負傷した巨人・村田、WBC球の対応に苦しむ西武・涌井などは、どこまで本来のプレーをアピールできるか、注目を集める。
合宿のスケジュールは15、16日が練習。17日は広島戦、18日は西武戦の強化試合が予定されている。28選手の登録期限は21日(米国時間20日)だが、19日は合宿休養日のため、西武戦の終了後には外れる5選手を決定するとみられる。