マエケンvsマー君、同級生先発対決へ
「WBC日本代表候補合宿」(16日、宮崎サンマリン)
エース格の田中将大投手(24)と前田健太投手(24)が、17日の強化試合広島戦(サンマリン宮崎)で先発対決することが16日、決まった。同級生対決にお互い負けてなるものかと闘志を燃やした。
プライベートでは仲のいいマー君とマエケン。いざユニホームに袖を通せば負けるわけにはいかない。登板前日からともに気持ちを高ぶらせた。初日に、投げ込みをした田中はこの日、ブルペンに入らず、遠投、ダッシュなど軽めの調整で切り上げ当日に備えた。「試すとかはありません。相手の(先発)投手がいい投手なので、頑張ります」と意気込んだ。
前田は広島の先発としてマウンドに上がる。合宿初日から投手陣で唯一、2日連続でブルペンに入らず、この日は遠投やダッシュなどで調整を終えた。日南キャンプ中に右肩の張りを訴えたが先発に向け問題はないもよう。「痛みとかは全くない。いつもどおりの調整です。しっかり投げたい」と周囲の不安を一蹴した。
練習後には、早くも火花?を散らした。帰宿のため同じ送迎車に乗り込む直前、マエケンがマー君の目の前で「相手がすごい投手だから頑張りますよ」とおどけるように話すとマー君も「ふざけんな」と返した。
本番では初戦となる3月2日のブラジル戦に田中、続く3日の中国戦に前田が先発予定。1次ラウンド突破のカギを握る両エースが強化試合から熱い戦いを繰り広げる。