侍ジャパン広島に完封負け、打線沈黙
「強化試合、日本代表0‐7広島」(17日、宮崎)
侍ジャパンが今代表合宿で初の強化試合に臨み、広島に完封負け。先発の田中将大投手、3番手の山井大介投手がそれぞれ2失点。内海哲也投手が九回に広島・鈴木から3ランを打たれた。打線は内川聖一外野手、糸井嘉男外野手、鳥谷敬内野手の3安打で無得点。四回から九回までは無安打だった。
田中は初回2死から広島の3番・ルイスに左前打を許すと4番・エルドレッドに右中間適時二塁打。2死二塁から5番・松山にも中前適時打を浴びて、3連打で2失点を喫した。二回は無失点に抑え、2回3安打2失点でマウンドを降りた。
田中は「自分で投げていてズレがあった。2イニング目はそれが埋まった。修正できてよかった」と話した。
侍ジャパンの前田健太投手は、広島の先発として登板。初回を無失点。二回は先頭の内川、糸井に連打を許したが、中田を中飛、稲葉を併殺に斬って、2回2安打無失点で降板した。前田健は「日本代表が相手でプレッシャーがあった」と苦笑しながらも、「結果的に0に抑えられてよかった。最後はゲッツーを狙いどおりとれたのは収穫だった」と話した。
広島の2番手として同じく侍ジャパンの今村が登板し、1回を1安打無失点。28人枠を狙う今村は「結果を残してアピールしたい」と意気込んだ。