先発マー君2回2失点「曲がりにズレ」
「強化試合、日本代表0‐7広島」(17日、宮崎)
エース格の楽天・田中も2回を3安打2失点と不安を残した。
納得がいく内容とはほど遠かった。初回2死からルイスに左前打を浴び、エルドレッドには甘くなった直球を右中間へ運ばれる適時二塁打で先制を許した。さらに2死三塁から松山には中前適時打を許し、この回2失点。二回も先頭の丸に四球を与えるなど2回で37球と制球にも苦しんだ。降板後は「どうなってもしっかりゼロに抑えたかった」と悔しがった。
武器であるスライダー、スプリットが決まらず「曲がりの部分で自分の思い描いているのとズレがある」と首をひねった。WBC球に苦しんだかと問われると「普通と思って投げている」と否定したが「もう一回、つくり直して、力強い真っすぐを投げるようにしたい」と危機感を募らせた。