鳥谷、代表メンバー二塁手争い生き残る
「WBC日本代表合宿」(19日、サンマリン宮崎)
最後の一押しだ。阪神・鳥谷が、20日のメンバー決定直前の紅白戦で、代表メンバー入りへのダメ押しのアピールを狙う。山本監督が「(鳥谷は)セカンドも稼頭央と代わるように」と話すように、松井と同じチームでそれぞれ二塁と遊撃を交代で守る予定。ここで二塁手争いの生き残りを図る。
17日の広島との強化試合は「2番・二塁」でスタメン出場。1安打を記録しただけでなく、堅実な守備に首脳陣からの評価は高まった。メンバー選考の上でも、これまでと同様に二塁の守備が一つのポイントとなるだけに、広島戦のようなプレーを継続するだけだ。
さらに、仮に代表に残れば、次に待つのはレギュラー争いだ。松井らもう一人残る二塁手と、本戦までの4試合の強化試合が競争の場となる。山本監督が「2、2になるやろ」と話すように、2人がそれぞれ2試合ずつ二塁でスタメン起用された中で、テストされる。
この日の鳥谷は休日のため、能見と共に宿舎内でコンディションを整えたもよう。これまでも「まずメンバーに選ばれないと」と繰り返してきたが、一つ目の関門突破まであと少し。わずかな休息を挟んで20日に勝負をかける。