鳥谷スタメン「三塁」浮上!松田不調で

 「WBC日本代表合宿」(21日、サンマリン宮崎)

 WBC日本代表の鳥谷敬内野手(31)=阪神=が、スタメン三塁で起用される可能性があることが分かった。三塁候補の松田宣浩内野手(29)=ソフトバンク=は実戦で5打数無安打と調子が上がっていない。打撃好調の鳥谷が急浮上した。またこの日で宮崎合宿は終了し、22日に大阪に移動する。

 鳥谷が侍ジャパンの三塁レギュラー候補として浮上してきた。宮崎合宿最終日、二塁だけでなく三塁でのノックにも精力的に取り組んだ。軽快でいて力強さを感じさせる守備は、首脳陣からの信頼をも強固なものにした。高代内野守備走塁コーチが、今後の鳥谷の起用に関してこう明かす。

 「(三塁は)鳥谷にしても十分守れる。(起用も)あると思う。実際、紅白戦でも3イニング試したりしてるし、ありえると思う。(鳥谷の守備は)しぶとい。球際に強い。セカンドもサードも合格点」

 高い評価は、ここまでのアピールの成果だ。合宿前から三塁の練習も行う方針だったが、20日の紅白戦で初めて三塁で出場し、堅実なプレーを披露した。

 三塁のレギュラー候補の松田は17日の強化試合・広島戦、20日の紅白戦で計5打数無安打。対する鳥谷は2戦連続で安打を放っている。今まで以上に期待が高まるのも当然だ。

 鳥谷はこの日の練習中も、積極的に松井らと会話を交わしながらコミュニケーションを図った。23日の壮行試合、豪州戦は「2番・二塁」で出場予定だが、これ以降も松田の状態が上がらなければ、三塁レギュラーを奪取する可能性はある。

 「今まで通り、初めての経験ばかりなので自分の役割をしっかりやりたい」と鳥谷。宮崎合宿終了の手締め後も、特守やウエートなどで汗を流し、球場を出たのは最後に。頼れる虎のキャプテンが、日本の内野陣を支え抜く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スコア速報

主要ニュース

ランキング(野球)

話題の写真ランキング

写真

デイリーおすすめアイテム

リアルタイムランキング

注目トピックス