貧打解消へ「坂本1番、内川3番」構想
「WBC日本代表合宿」(21日、サンマリン宮崎)
WBC日本代表が、貧打解消のためテコ入れを敢行する。巨人・坂本を1番に入れる構想を練っていることが、分かった。
17日の広島戦は、固定する方針だった1番・長野、3番・坂本のオーダーで完封負け。宮崎合宿での実戦2試合でも巨人・長野が6打数無安打、坂本が5打数無安打と波に乗れていない。
そこで起爆剤として浮上したのが、打順にメスを入れるプランだ。坂本を1番にし、3番にはソフトバンク・内川を据えるもの。坂本は巨人で昨季序盤に1番に座っており、日本代表の切り込み隊長としても役割を果たせるとの考えだ。
23日の壮行試合、豪州戦は1番に長野、3番に坂本を入れるが、長野の状態次第では24日の同戦で組み替える構え。「いろいろなオーダーは考えている」と立浪打撃コーチ。28日の巨人との強化試合でWBC本番の打線を組むが、それまでに試す方針だ。
この日、特打を行った坂本は「ベストを尽くせるいい状態で臨めるように調整したい」。貧打解消のカギは、若武者が握っている。