「ＷＢＣ日本代表練習」（２２日、京セラ）

　２３日の豪州戦に先発する楽天・田中が本番モードで“０封”することをノルマに課した。「大会前、最後の実戦ですからしっかりゼロに抑えたい」と力を込めた。

　１次ラウンド初戦となる３月２日のブラジル戦先発が決定している田中は豪州戦後、中６日を空けて“開幕投手”を務める。「（ブラジル戦へ）逆算しながらやらないといけない。コンディションは上がってきているので、このまま順調に行ってくれれば」。前回１７日の強化試合・広島戦では２回２失点で降板。最後の調整マウンドで課題を残すことは許されないだけに結果を重視する。

　この日は同じエース格の前田を相手にスプリットの握りを試しながらキャッチボールを行った。「イメージどおりで投げられている。ボール先行ではなくどんどん勝負していく」。本番想定の決め球を駆使し、豪州打線を完璧に抑えてみせる。