先発マー君「答えは試合のマウンドで」
「WBC・1次ラウンドA組、日本-ブラジル」(2日、ヤフオク)
ブラジル戦に先発するWBC日本代表の田中将大投手(24)=楽天=は1日、内容よりも結果にこだわる投球で無失点に抑えると意気込んだ。
「内容はどうであれ、しっかりゼロに抑える」とチームの勝利に徹する投球を誓ったマー君。決戦を目前に控え、熱い気持ちがこみ上げてきた。「いよいよ大会が始まるので気持ちは高ぶっています」と素直な気持ちを明かし、本番モードへのスイッチを入れた。
エース格として臨む今WBC。開幕戦先発の重みは十分、感じている。侍ジャパンを上昇ムードに乗せるためにも、自身の快投でチームに弾みをつけたい。そのための準備は手抜かりない。
ブラジル打線のデータはしっかり収集。「上位を出すと得点につながる。クリーンアップの前に走者を出さない」と是が非でも打線を抑える決意だ。
この日は福岡市内の室内練習場で最終調整。同い年の前田とキャッチボールし、その後ストレッチを行った。表情を崩さず緊張感を漂わせながら、来るべき日に備えた。
侍合宿中の強化試合2月17日の広島戦、23日の豪州戦と失点。完璧な結果を残せなかった。「調整は順調か」と報道陣に問われ、「嫌な質問ですね」とムッとしながらも「答えは試合のマウンドで出せるようにしっかり投げたい」と言い切った。