打倒日本へブラジル“うなぎパイ調整”
「WBC・1次ラウンドA組、日本-ブラジル」(2日、ヤフオク)
打倒日本の最終調整は、あの「夜のお菓子」で?ブラジル代表は1日、福岡工大室内練習場で練習を行った。この日、激励に訪れたヤマハ野球部所属のブラジル人、フェリペ・ナテル投手(23)が持参したのは、春華堂の「うなぎパイ」だった。
「(うなぎパイは)お土産です。がんばって欲しいです」とナテル。ヤマハ野球部が静岡県磐田市ということもあっての粋なチョイスは、理にかなったもの。精力増強…ではなく、実際にうなぎパイ6本分に含まれるビタミンAは、うなぎの蒲焼き100グラムに相当すると言われ、元気回復や視力保持などの効果が期待できるとも言われている。
ナテルは故障の影響で不参加となったが、日本のドラフト候補にも挙げられたほどの投手。この日もブラジル代表の選手が、次々にナテルと熱い抱擁を交わしていた。日本で戦う尊敬すべき男からの手土産は、ナインにとってこれ以上ない発奮材料となる。
ラーキン監督は日本戦を前に、「集中力を持ってベストを尽くしたい」と話し、先発するフェルナンデス(ヤクルト)は「思いきってぶつかっていきたい」と力を込めた。ナテルの激励とお土産で、さらに高まる一丸ムード。ありったけのパワーで日本にぶつかる覚悟だ。