糸井お見事!3点二塁打で安どの笑み

 「WBC・1次ラウンドA組、日本5‐2中国」(3日、ヤフオク)

 弾丸ライナーが一直線にセンターを越えた。五回、1死満塁。5番の糸井嘉男外野手(31)=オリックス=が走者一掃の3点二塁打。リードを5点に広げ、勝負を決定づけた。「勝つか、負けるか。勝ててホッとしています」。格下相手の勝利にも、安どの笑みがにじんだ。

 前夜2日のブラジル戦は阿部に代わり、4番に座った。「阿部さんのすごさが分かった。あのポジションは阿部さんにしかできない」。適時打1本を放ったが、感じたことのない重圧が、31歳を襲っていた。

 阿部の先発復帰で5番となった一戦。迷いのない本来のスイングで、しっかり結果を残した。「結果が出て良かった」という糸井に対し、山本監督も「糸井がやっと、らしさを見せてくれたね。打線がつながりのある攻撃ができたのは大きい」と笑った。

 これまで、クリーンアップを固定できずにいたが、内川、阿部、糸井で形が見えつつある。今後に向けて、糸井は「目の前の一戦を全力で戦うだけ」と表情を引き締めた。打撃好調の背番号9が、侍ジャパンをけん引する。

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