台湾連勝!日ハム陽岱鋼が2ラン
「WBC・1次ラウンドB組、台湾8‐3オランダ」(3日、台中)
WBC1次ラウンドB組は3日、台湾の台中で地元台湾がオランダを8‐3で下し、2連勝とした。オランダは1勝1敗。台湾は二回に3点を先行されたが、以降は投手陣が立ち直って計1安打しか許さなかった。打線は二回に1点を返し、四回には2安打3四死球で4点を入れて逆転。六回には陽岱鋼(日本ハム)の2ランなどで3点を加え、試合を決めた。
日本ハムの陽岱鋼がバットで台湾の開幕2連勝を引き寄せた。六回にリードを3点に広げて迎えた2死二塁だった。「しっかり芯で捉えて声援にも後押しされた」と外寄りの139キロをコースに逆らわず右翼席に運んだ。
故郷でプレーするのは5年ぶりという。連日満員の観客に熱烈な声援を送られ「感動する」と意気に感じる。日本ハムでの応援歌も流れる球場で、いつもと変わらぬ積極性で2球目を仕留めた。
投手陣も二回の3失点以降は無得点に抑え、打線は相手のミスに着実につけ込んだ。一部のプロしか参加しなかった前回大会と違い、精鋭ぞろいのチームが底力を見せた逆転勝利。初の2次ラウンド進出に近づき、陽岱鋼は「チームメートや先輩と敵になるのは楽しみ」と日本との対戦を熱望した。