ノムさん、侍日本に「イライラする」
ヤクルト、楽天などで監督を務め、4月から日体大の客員教授に就任する野村克也氏が4日、都内の同大で就任発表会見に臨んだ。
「教授という慣れない肩書で恐縮している。考え方のエキスを注入するのが指導者の大きな仕事。経験を元に精いっぱいやらせていただきたい」とあいさつ。日体大の研究員で、ロンドン五輪体操女子日本代表の田中理恵から花束を贈呈され、笑顔を見せた。
また、WBC日本代表の戦いぶりについても言及。「正直、イライラして見てます。2試合とも苦戦でしょ。もっとスムーズに安心して見られる野球をやってくれないかな」とボヤいた。
客員教授の任期は1年だが、同大の松浪健四郎理事長は、将来的に野球部の監督として招へいする希望があることを明言。野村氏は昨年12月まで楽天の名誉監督を務めていたため、現行の日本学生野球憲章下で指揮を執ることが可能になるのは、早くともプロ退団後2年を経過した15年のシーズンからとなる。