“赤い稲妻”キューバ大勝で1次R突破
「WBC・1次ラウンドA組、キューバ12-0中国」(4日、ヤフオク)
赤い稲妻がさく裂した。キューバが満塁本塁打を含む2発、15安打で12点を奪い、中国を七回コールドで撃破。2連勝を飾り、日本とともに2次ラウンド進出を決めた。メサ監督は「打線の状態が良くなっている」と、6日の日本戦へ向けて自信の言葉を口にした。
“赤い稲妻”と呼ばれるキューバが、ついに本領を発揮した。一、三回に1点ずつを奪って迎えた四回。2番のベルが左翼席へ、打った瞬間にそれと分かる特大の一撃。悠々とダイヤモンドを一周したベルは「本塁打が出たことはとても幸せ」とコメントした。
五回にはアブレウが再び左翼席へ満塁アーチ。主軸のグリエルがコンディション不調で3番から7番に降格したが、その影響を感じさせない破壊力を見せつけた。
二回には、盗塁を決めた中国・チョ夫佳に対し、キューバ選手が「ファウルだよ」と声をかけるずる賢いプレーも。それを信じたチョ夫佳はベースから離れ、タッチアウトになった。試合全体の内容について、メサ監督は「今日はよい仕事をしてくれた」と満足げ。侍ジャパンにとって、脅威の相手となりそうだ。