イタリア番狂わせ!メキシコに逆転勝ち
「WBC・次ラウンドD組、メキシコ5‐6イタリア」(7日、スコッツデール)
WBC1次ラウンドはC、D組が7日、米アリゾナ州スコッツデールなどで開幕し、C組はドミニカ共和国がベネズエラに9‐3で、D組はイタリアがメキシコに6‐5でそれぞれ勝った。ドミニカ共和国は二回までに5点をリードして試合を優位に進め、七回の3点でベネズエラを突き放した。イタリアは1点を追う九回にメキシコの抑え投手ロモから2点を奪い逆転勝ちした。
1次ラウンドD組でイタリアがメキシコ相手に番狂わせを起こした。1点を追う九回に2点を奪って逆転勝ち。マツィエリ監督が「経験豊富で勝負強い」と評する大リーガーが活躍した。
九回1死から打線がつながった。プント(ドジャース)とデノーフィア(パドレス)の連打で一、三塁と攻め、リゾ(カブス)が左越えに2点二塁打を放って逆転に成功。その裏は右腕グリリー(パイレーツ)で逃げ切った。
リゾは昨季カブスで87試合に出場した伸び盛りの23歳。メジャーの舞台でこれからの選手だが「チームはエネルギーに満ちあふれている。代表の重みを感じながら、楽しんでプレーできている」と活気あるチームの雰囲気を説明した。
B組では、オランダが韓国を撃破して2次ラウンドに進出。イタリアの勝利も欧州旋風を予感させた。マツィエリ監督は「米国でプレーする選手だけでなく、イタリアに国内リーグもあり、年々強くなっている。長い旅の1日目。これからだ」と冷静だった。