中田1発狙う!ソーサ打法で豪快弾連発
「WBC・2次ラウンド1組2回戦、日本‐オランダ」(10日、東京ド)
力には力で対抗だ。中田(日本ハム)がオランダ戦へ向けて本塁打を予告した。練習した東京ドームで「自分のスイングを見せつけてやろうと思う。ホームランが出れば、雰囲気はガラッと変わる。狙っていきたい」と宣言した。
ライバル心をメラメラと燃やした。強打のオランダはバレンティンやジョーンズなど長距離砲がズラリ。だが、パワーなら中田も負けていない。この日のフリー打撃でも、左翼席の上段や2階席に豪快アーチを次々と放り込んだ。
8日の台湾戦では延長十回、死闘に終止符を打つ決勝の左犠飛。だが、打撃内容については「つなげようと意識して、スイングが小さくなってしまう」と不満げ。一夜明け、メジャー通算609本塁打の強打者、サミー・ソーサの映像を見ながら練習に取り組み、フルスイングのイメージを植え付けた。
オランダを撃破すれば、決勝ラウンド進出が決まる。中田は「明日は大胆に三振しようというくらいでいく。チームの勝ちに貢献したい」。豪快なフルスイングで、チームに勢いをもたらす。