鳥谷1番も!米切符へ侍新オーダー
「WBC・2次ラウンド1組2回戦、日本‐オランダ」(10日、東京ド)
侍ジャパンは10日、2次ラウンド1組2回戦でオランダと対戦する。試合開始予定は午後7時。この試合に勝てば米サンフランシスコで開催される準決勝進出が決まる。負ければ11日の敗者復活2回戦に回る。日本は阪神・鳥谷敬内野手(31)を1番に起用する新オーダーでオランダ撃破を目指す。
鳥谷が1番でスタメン起用される可能性があることが分かった。勝てば準決勝進出となる大一番。台湾戦での勝利につながる二盗のように、再びチームを勝利に導く。
「(盗塁も)チャンスがあれば、いつも考えて準備をしていきたい。(オランダの投手は)まだビデオを見てないですけど、しっかり準備をしてチャンスがあれば」
日本中を驚かせたプレーは、首脳陣からの信頼をさらに厚いものにした。8日の台湾戦で、1点を追う九回に1死から四球で出塁し、2死一塁から二盗に成功した。失敗すればゲームセットという状況で、自身の判断でチャンスを広げたビッグプレー。井端の同点打につなげた優れた選球眼と、思いきりの良い走塁を生かさない手はない。
立浪打撃コーチは、台湾戦からの打順変更の可能性を「そこ(1番)ぐらいだね。走れる人がいいから鳥谷、松田、本多もそうですね」と説明。また、高代内野守備走塁コーチは「(オランダの投手は)そんなにクイックも速くない。アグレッシブに行っていい。昨日の戦いでそういうのがさらに高まった。どんどんいって欲しい」と積極的な走塁に期待した。
この日の鳥谷は、東京ドームで打撃練習などで調整。「いつも以上の力を出すのは難しいので、できることをやるスタイルは変わりません」。やることは同じ。日々の練習の成果をグラウンドで示し、アメリカ行きの切符をつかみ取る。