侍ジャパン本塁打乱れ飛びで大量リード

4回日本1死一、三塁、糸井嘉男は右越えに3ランを放ち、阿部慎之助(左)らに迎えられて笑顔を見せる=東京ドーム(撮影・西岡 正)
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 「WBC・2次ラウンド1組2回戦、オランダ‐日本」(10日・東京ド)

 侍ジャパンが一発攻勢で2桁得点。オランダを序盤から圧倒した。初回、まずは鳥谷がオランダ先発のコルデマンスから先頭打者本塁打を放ち、先制。「打ったのは真っすぐ。塁に出ることだけを考えていたのが、結果的にホームランになって良かった」という鳥谷は今大会初安打で、日本にとっても今大会初の本塁打となった。この一発が導火線となった。

 二回には、1死一塁から松田が左翼へ2ランを運んだ。「真っすぐをコンパクトに打てた。打った瞬間、行ったと思った。稲葉さんが出たので、つなぐ気持ちで打席に入った」と松田。さらに1死一、二塁から「1打目に同じボールで仕留められたので、打ってやろうという思いで打席に入りました」と振り返る内川が中堅左へ3ランだ。

 三回1死からは「より集中して塁に出ることを考えて打ちました」という稲葉のソロでリードを広げ、四回には糸井がこの試合チーム5発目となる3ランを放って2桁得点に乗せた。これまでの日本代表のWBCでの1試合最多本塁打は3本だった。

 日本はこの試合に勝てば、米サンフランシスコで行われる決勝トーナメント進出が決定する。

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