オランダ完敗…16失点でコールド負け
「WBC・2次ラウンド1組2回戦、オランダ4‐16日本」(10日、東京ド)
旋風を巻き起こしてきたオランダの勢いが止まった。毎回の16失点で七回コールド負け。ミューレン監督は「序盤の大量失点で試合をコントロールできなくなってしまった」と嘆いた。
先発の38歳右腕・コルデマンスが、鳥谷の先頭弾を含む3発を献上。1回1/3でKOされては、続く4投手も流れを止めるのは難しい。パワー自慢のお株を奪われる6被弾には、指揮官も「(東京ドームは)打者天国の球場だが、6本も打たれるとは想像していなかった」とお手上げだ。
打線も前田の前に9三振。「スライダーと制球がよく、バランスを崩してしまった」とバレンティン。内海から放った六回の中越え3点打がせめてもの意地だった。
まだチャンスはある。11日の敗者復活戦では、8日に快勝したキューバと準決勝進出をかけて再戦。バレンティンは「チームとして自信がある」と力を込めた。