走塁ミスの内川「開幕前までに整理」
第3回WBC準決勝で敗退した日本代表が19日、サンフランシスコから成田空港着のチャーター機で帰国した。
傷心の帰国。だが、内川(ソフトバンク)は懸命に前を向こうと努めた。悪夢の走塁ミス。それでも解団式後には報道陣の取材に気丈に応じた。「まだ正直負けた実感がない」と素直な思いを打ち明け「1人の責任で負けたわけではないとみなさんから言われたので、開幕前までに整理をつけたい」と話した。
所属は、前回09年大会時の横浜からソフトバンクへ移った。パ・リーグMVPを獲得するなど、球界を代表する選手へと成長し、迎えた今大会。先発時は不動の3番打者としてけん引したが、最後は悔しい結果に。とはいえ、切り替えるしかない。「代表に選ばれてから、気を抜いてやったつもりはない」と、1カ月間の代表生活には納得の表情も見せた。
開幕は9日後に迫っている。流した涙、忘れがたい悔しさを胸にしまい、内川が次なる戦いに臨む。