鈴木誠也、WBC辞退正式発表 左脇腹負傷で回復見込めず 1日未明に会見予定 代役は阪神・近本が決定的
侍ジャパンに選出されているカブス・鈴木誠也外野手(28)が左脇腹の張りのため、WBCの出場を辞退した。NPBエンタープライズが28日、発表した。
鈴木は25日(日本時間26日)の試合前のフリー打撃の途中で左脇腹に張りを訴え、「4番・右翼」で出場を予定していたジャイアンツとのオープン戦を急きょ、欠場。26日(同27日)にMRI検査を受けた。カブスのロス監督は27日朝の会見で、医師やトレーナーを交えて、鈴木本人と今後について話し合い、結論を出すと明かしていた。球団によると、鈴木は28日午前(同3月1日未明)に会見を行う。
侍ジャパンを率いる栗山監督は鈴木の負傷について「どういう状況かしっかり確認して。心配もしている。誠也にとって、戦いの前に、大きなことになってなければいいなということだけ。分かってからお伝えします」と、慎重にコメントしていた。また、WBCに初めて出場するエンゼルス・大谷は同級生でもある鈴木と連絡を取り合っていることを明かし、「無理せずに、シーズンも長いので本人決断を尊重するべきじゃないかなと思います」と気遣う様子も見せていた。
この日、代替選手は未定と発表されたが、阪神・近本光司外野手(28)が決定的となっている。