侍J 誠也代役は万能型のソフトバンク・牧原大 栗山監督「この状況になったら必要」
侍ジャパンが1日、バンテリンドームで全体練習を行った。栗山英樹監督(61)は、選出していた米大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手(28)の負傷辞退を受け、ソフトバンク・牧原大成内野手(30)を招集。今後の起用法について言及した。
「全て俺に責任がある。誠也、ごめんなって…」。球場に到着し指揮官は、まず謝罪の言葉を口にした。大会直前の離脱。攻守に鈴木が抜ける穴は大きいが「この状況になったらもう、牧原が必要なんだ」と、内外野守れる万能選手を呼んだ。
軸の鈴木が離脱したことで、外野の布陣は様変わりする。近藤が右翼でクッションボールの処理を確認。中堅でフリー打撃の打球を追った。周東は遊撃と右翼で守備練習。岡本和は三塁と左翼でノックを受けた。ここに牧原と吉田、ヌートバーが加わるが、指揮官は「すべての選択肢の中でどう考えるか」と明言を避けた。
ヌートバーは2日に合流予定。早ければ同日から練習参加ができるが「センターの指示出しを含めてね、見ながらやっていくしかない」と、本人と話し合った上で最善策を探る。その上で「岡本とか、周東だとか…」と、あらゆる可能性を試す。本戦まで実戦は残り4試合。急ピッチのチーム作りが求められる。