誠也の分まで－。村上宗隆内野手（２３）が１日、左脇腹の張りでＷＢＣ出場を辞退した鈴木について言及した。「すごく残念」と心を痛めながらも、「誠也さんが一番悔しいと思う。その分もじゃないですけど、結果を残せるように頑張りたい」と決意を新たにした。

　２人は東京五輪で共闘。オフには食事を共にするなど、村上は５学年上の鈴木のことを兄貴分のように慕ってきた。鈴木の出場辞退決定後、ラインで連絡を取り合った。「相当悔しがっていた」と村上。無念の思いはひしひしと伝わってきた。だからこそ、「なんとか僕らもアメリカに行って優勝して一緒に喜べるように頑張りたい」と世界一への思いをさらに強くした。

　この日はバンテリンドームで練習を行い、フリー打撃では１５０スイング近くの打ち込みを敢行。「感覚は悪くない。これからもっと良くなっていくと思う」と汗を拭った。