カープ栗林 侍として地元で凱旋4K熱投 WBC球でもさえた宝刀フォーク
「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023、日本代表2-7中日」(3日、バンテリンドーム)
七回2死満塁の場面で地元愛知県出身の広島・栗林良吏投手(26)が登板した。いきなり木下に適時打を許したが、続く龍空は空振り三振。イニングまたぎとなった八回を含めてアウトはすべて、フォークで空振り三振に斬る剛腕ぶりを披露した。
栗林が侍ジャパンの一員として凱旋登板を果たした。
出番は4点ビハインドの七回2死満塁の大ピンチで巡ってきた。木下に対してフルカウントから直球を左前にはじき返され2点の追加を許した。続く龍空はフォークで空振り三振に斬った。
イニングまたぎとなった八回は田中、ブライトをフォークで連続空振り三振、アルモンテには四球を出すが、細川にはカーブで追い込み、宝刀フォークで空振り三振。打者6人に対して4奪三振と力を見せつけた。
「(七回は)初球を取ったのにその後、安打を打たれてしまったことは反省です。2イニング目も2死で追い込んでから四球を出してしまったので、反省してしっかり次につなげたいです」
前回2月26日、ソフトバンクとの壮行試合では2点リードの九回に登板し、1回無失点でセーブを記録した。
東京五輪では守護神を務めたが今大会では抑えにこだわらない考えを明かしてきた。
「今回はどこで投げるか分からないですし、だからこそどこでも投げられるように準備しないといけない」
与えられた場面を抑えるだけ。3大会ぶりの優勝のために、できることをすべてやると誓って合流した。走者を背負った火消しの場面でも抑えるだけだ。