韓国初のメジャーリーガーで、ＭＬＢ通算１２４勝を挙げた朴賛浩氏が６日、京セラドーム大阪で取材に応じ、大谷翔平投手を大絶賛した。

　現在、パドレスのアドバイザーを務める朴賛浩氏は、大谷のことを聞かれることも多いそうで、「大谷はもう、日本のスターじゃなく、アジアの野球を代表するスターです」とうなずいた。

　韓国球界のレジェンドは、「自分はピッチャーなので、投球を興味深く見ていた」という。ただ、一昨年と昨年、打者大谷の活躍に「打者としてこんなに成功するとは思わなかった。最近は打者としての才能も気になって見ている」と語った。

　韓国の講演でも大谷の話をするようになったという。取り上げるのは大谷の人間性。「彼の人格面について、韓国の子供に話をする。いい選手になることはできても、素晴らしい人間になることは難しい。大谷選手は礼儀作法がとてもしっかりしている。道のゴミを拾ったり、たばこの吸い殻を拾ったり、幸運をつかんで人生を豊かにしている。そういうことを韓国でも積極的に話をしている」。

　メジャーでは黒田、吉井など、多くの日本人選手と一緒にプレー。オリックスにも在籍した。「日本の選手と接するなか、礼儀作法をしっかりすることに感銘を受けてきた」と、敬意を示した。