「カーネクスト　２０２３　ＷＢＣ１次ラウンド　東京プール、日本代表－韓国代表」（１０日、東京ドーム）

　「３番・ＤＨ」でスタメン出場する大谷翔平投手が、試合前のフリー打撃で６連続アーチをマークするなど、２２スイングで１０本の柵越え。最後は右中間に特大弾をたたきこみ、大きなガッツポーズを繰り出して日韓戦前の東京ドームを大きく沸かせた。

　序盤から４連続アーチでファンを興奮させた大谷。１４スイング目に体勢を崩しながらも左翼席へたたき込むと、この日一番の大歓声がわき起こった。さらに右中間スタンド上部にあるＷＢＣの看板に突き刺す驚弾もあった。

　打撃ケージの後ろで見ていた山川は、苦笑いを浮かべて首を振りながらベンチへ。柵越え率は・４５５をマークし、終了後には自ら率先してボールを拾いに向かい、スタンドから大きな拍手が送られた。

　さらにグラウンドでは第１回ＷＢＣで侍ジャパンを率いて世界一を達成したソフトバンク・王貞治会長と対面。何度も頭を下げながら言葉を交わし、記念撮影も行っていた。