惨敗の韓国監督「私に非がある」と選手責めず「もっと成長すればいい試合できる」10投手で13失点 2戦21失点の投壊

 7回、10人目の投手となるパク・セウン(右)をマウンドに送る韓国代表・李強喆監督(撮影・吉澤敬太)
 3回、降板する韓国先発の金広鉉(中央)
 6回、降板する金元中(撮影・棚橋慶太)
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 「カーネクスト 2023 WBC1次ラウンド 東京プール、日本代表13-4韓国代表」(10日、東京ドーム)

 韓国代表が10投手で13失点を喫し、屈辱的な大敗。痛恨の2連敗で、1次ラウンド突破が遠のいた。

 韓国のイ・ガンチョル監督は「全体的に苦しい展開でした。序盤に勝機をつかんだが、投手交代のタイミングが遅かった。私に非があると考えている」と、責任を背負った。

 三回、ヤン・ウィジの2ランとイ・ジョンフの適時打で3点を先制。ダルビッシュの攻略には成功した。だが、その裏に先発のキム・グァンヒョンが連続四球を与えて降板すると、流れを失った。

 ヌートバーの適時打、近藤、吉田正に3本の適時打を浴びて4失点。その後も日本の猛攻を止められず、五回には近藤のソロなどで2点を失った。六回にも大谷の適時打などでリードを広げられた。

 指揮官は「素晴らしい投手たちだが、自分の力を100%発揮することができなかった」と振り返った。韓国は初戦のオーストラリア戦でも投手陣が崩れ、8失点で敗戦。日本戦で必勝を期していたが、2試合で計21失点と投手陣が崩壊した。

 屈辱的な敗戦。指揮官は「日本がよくやったとは思うが、韓国選手の力はこれが終わりではない。もっと成長すれば十分いい試合ができる」と、こみ上げる悔しさを押し殺した。

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