ダルビッシュ有 12年ぶり日本のマウンドに「本当に幸せでした」前夜自己分析し次回登板へ意欲「日本では後1試合投げる可能性があるので」

 10日に行われた野球のWBC1次ラウンド・韓国戦で先発したダルビッシュ有投手(36)が試合から一夜明けた11日、自身のツイッターを更新し、2011年以来となった日本でのマウンドを振り返った。

 「昨日、2011年以来の日本のマウンドに立つことができました。2012年の渡米以来何度も夢に見た日本のマウンド、本当に幸せでした」と、回顧した。

 韓国に先制を許し、3回3失点という結果だったが「チームとしても3点先制された後のファンの方々、ベンチ、ベンチ裏のまとまりが凄く日本全体で試合をしているのを肌で感じ感動しました。韓国代表も振りが鋭く根本的な身体の強さがあり素晴らしいチームだと感じました。

 自分としては正直コンディションや球の精度はまだまだで、楽しむというところまで余裕はありませんでしたが最初の試合としては良いところがたくさんあった登板だったと思います」とつづり、「具体的には心配していた球速が最速96マイルであったこと、横の大きいスライダーのキレがそこそこ良かったところ、ホームラン前のツーシームがしっかり投げ切れたこと、3回キムヒョンス選手の初球にカーブでストライクを取れた所、それなりの強度で3回50球程度を投げられた所でしょうか」と、ダルビッシュらしく具体例を1つ1つ挙げて解説した。

 前日の試合後は「WBCのマウンドというより、日本で投げることが十何年ぶりなので、そこを特別に感じて投げていました。生まれ育った場所ですので、最後かもしれないと思って投げていました」としていたが、今回のツイッターでは「まだ日本では後1試合投げる可能性があるので、次の試合でやりたい事を明確にして次の数日を過ごしたいと思います」と、つづった。

 そして、「球場に来てくださった方々、テレビやラジオなどで応援してくださった方々、ありがとうございました」と感謝を記し、「また今日もチェコ戦があり、佐々木朗希投手が先発しますので是非日本代表、侍Japanと一緒に戦いましょう」と、呼びかけた。

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