「カーネクスト　２０２３　ＷＢＣ１次ラウンド　東京プール、日本代表－チェコ代表」（１１日、東京ドーム）

　チェコ代表が初回に先制。ネットは「思った以上に打撃良い」、「あのストレートを初見で捕らえられることにめちゃくちゃびっくり」、「チェコええやん」、「不気味」と驚きの声があがった。

　一回、佐々木朗に対し、先頭メンシクが２ボールから積極的にスイングし、右飛。続くソガードは三振となったが、３番・フルプは１６３キロを捉えて左翼線二塁打を放った。４番チェルベンカは遊ゴロに倒れたかと思われたが、中野が一塁に悪送球。チェコ先制に球場はどよめき、三塁ベンチは大盛り上がりとなった。

　その裏、初回はサトリアが先発マウンドへ。１２０キロ台の直球と、チェンジアップをコースに投げ分け、三者凡退。大谷もタイミングを外し、一ゴロに打ち取った。

　初出場のチェコは世界予選を勝ち抜いての本戦参加。プロ組織はなく、学校教師や消防士などが集まったチーム構成だ。２番ソガードは、唯一メジャー経験を持ち、１１年間で５チームを渡り歩いたキャリアを持つ。佐々木朗の１６３キロを仕留めたフルプは２４歳で、米国のノースグリーンヒルズ大でプレーする有望株だ。

　チームは前日の初戦で、中国に逆転勝ち。歴史的初勝利を飾っている。