侍・大谷 次回登板は16日・準々決勝 エンゼルスの監督が“フライング”発表
侍ジャパンの大谷翔平投手(28)が所属するエンゼルスのフィル・ネビン監督(52)が同投手の今後の登板スケジュールについて言及し、次回登板が16日に東京ドームで行われるWBC準々決勝になると“フライング”発表した。12日(米国時間11日)に地元紙オレンジカウンティ・レジスター電子版が伝えた。
大谷は9日の中国戦に先発し、4回49球を投げて1安打無失点に抑えて勝利投手になった。最速100マイル(約160・9キロ)の直球とスライダーを軸にした投球で5三振を奪うなど、相手打線をほんろうした。ネビン監督の発表どおりに投げれば、次回は中6日のマウンドとなる。
すでに3月30日(日本時間3月31日)のアスレチックスとのシーズン開幕戦に先発することが決まっている大谷。同紙によると、ネビン監督は「私が把握していること」として開幕戦までの登板予定を公表した。WBC準々決勝に登板した後は米国時間24日(同25日)のパドレスとのオープン戦で投げる。指揮官は「金曜日(24日)はオークランド戦(開幕戦)に備えて本人が投げたいと言った」と説明したという。
WBCでは米国代表の主将でもあるトラウトとの“チームメート対決”に期待が高まっているが、米国と日本は決勝トーナメントでしか対戦できないため、監督の発表により、両者の対決の可能性はなくなった。同紙も「これで大谷が米国代表やトラウトに投げる機会はないだろう」と伝えた。