3大会連続1次R敗退の韓国 現地メディアは「惨事」と断罪 「野球強豪国だったのは昔の話」
「カーネクスト 2023 WBC1次ラウンド 東京プール、オーストラリア代表8-3チェコ代表」(13日、東京ドーム)
オーストラリアがチェコに勝利し、初の準々決勝進出。3回大会ぶりの準々決勝進出を目指していた韓国は、最終試合・中国戦を前に1次ラウンド敗退が決定した。現役メジャーリーガーのトミー・エドマンと金河成(キム・ハソン)の鉄壁二遊間を要するも、あと一歩及ばなかった。
韓国はWBCで、第1回はベスト4、第2回を準優勝と躍進。しかし第3、4回大会と連続で1次ラウンド敗退を余儀なくされていた。これで3大会連続の1次ラウンド敗退となり、韓国メディア「スポーツソウル」は「大惨事の韓国 衝撃の3連続1次R脱落 最後の希望はなかった」との見出しで報じ、「小さな希望は水泡に帰した。野球強豪国だったのは、もう昔の話だ」と断じた。引き締まった試合となった豪州対チェコの試合を「ともに集中力を切らさず、ハイレベルな試合だった」と認めた。
「イルガンスポーツ」も「韓国に奇跡はなかった」とし、「最低8強、内心4強を期待していたKBO(韓国野球委員会)にとって衝撃の成績」と期待外れと評した。21年東京五輪でメダルなしに終わった3位決定戦のドミニカ共和国戦を「横浜の惨事」と呼ぶ韓国。「ドミニカへの敗戦から583日、WBC3連続1次ラウンド敗退という惨事と再び向き合うことになった」と、嘆いた。
韓国は今大会は9日の初戦・オーストラリア戦で8失点、10日の日本戦で13失点と投手陣が粘りきれず、ここまで1勝2敗。2勝1敗だったオーストラリアが勝利を収めて3勝としたため、韓国は無念の敗退となった。